オリエンタル鍍金の過去をサカノボル

2012.12.29 土曜日

本社

 

はじめまして。

オリエンタル鍍金(株)総務部の高橋です。この度オリエンタル鍍金では過去を遡ったり、新しい情報を提供する場としてブログを始めることになりました。

まずは第1回目として、オリエンタル鍍金の80余年ある歴史を振り返っていきたいと思います。この歴史を振り返るにあたり2012年8月に御年70歳でご勇退された十川相談役(取締役技術部長)に昔を思い出し

ながら資料を作成して頂いたので、できるだけ忠実にこの場で公開していきたいと思います。

職場 Tシャツ

創業5年に神戸市生田区(現中央区)元町通り1丁目の地に元町鍍金工業所として発足。

仕事の内容として、戦前は陸・海・空、軍需品などの表面処理を手掛け、土地柄ホテルの洋食器のスプーンやナイフ、フォークなど、又タイプライター活字体の印字摩耗防止の為のめっき、金具やミシン、装身具への防錆・装飾めっき、などが主体業務の様でした。一部、工業用硬質クロムめっきを行っていました(昭和14年頃から)。

昭和20年元町鍍金工業所は戦災により焼失。

本社工事中 車

その後、昭和21年に神戸市長田区久保町1丁目地に再建、名称をオリエンタル鍍金工業所とする。装飾、防錆、貴金属めっき、工業用硬質クロムめっき、アルマイト(陽極酸化)、化学着色など多種類のめっきを手掛ける。

当時2代目社長(故 高橋宏彰 会長)は、重荷用自転車に荷車(リヤカー)を取り付け、客先回りをし営業活動及び、納受品されていた話。又職場の人達は不用になった前処理槽(鉄製)を利用し、湯を沸かし、仕事終に於いて入浴して帰途されていた話も先輩諸氏から聞きました。主に、装飾めっき及び防錆めっきが主体の様でした。

さらに、昭和31年(1956年)に経営組織を変更。オリエンタル鍍金株式会社を設立発足する。昭和34年1月に現在の本社工場(神戸市長田区苅藻通6丁目1-5)に移転し、業務の拡大を図った様です。

会社の休日は、昭和35年度までは第1&第3日曜日の2回/月で給料は月給者と日給者に区分されていて、毎月の末日に支給されていた。

 

つづく・・・