最近、世界を騒がせている日産の無資格検査問題で、先日品質管理の仕組みが適正であることを示す国際基準「ISO規格」の認証機関が、日産の国内全6工場の国内向けの生産に関する認証を取り消したというニュースが流れました。
この「ISO規格」どんなものかご存知ですか?
私もオリエンタル鍍金に入社するまで、町のトラックや看板に書いているものを目にするだけで何を表しているものか知りませんでした。
ISOとは、スイスのジュネーブに本部を置く非政府機関の略称です。ISO規格は、国際的な取引をスムーズにするために、何らかの製品やサービスに関して「世界中で同じ品質、同じレベルのものを提供できるようにしましょう」という国際的な基準であり、制定や改訂は日本を含む世界165ヵ国(2014年現在)の参加国の投票によって決まります。
また、ISOでは製品に関することだけではなく、組織の品質活動や環境活動を管理するための仕組み(マネジメントシステム)についてもISO規格が制定されています。
ここオリエンタル鍍金でもISO9001、ISO14001に基づき、マネジメントシステムが構築されています。
先日、一年に一度行われる外部監査に出席させてもらったのですが、
全社を挙げて、3日間にわたって行われる大規模なものでした。審査員の方が3名来られ、各部署の聞き取り調査及び資料の確認など、細かい内容に至るまでチェックされておられました。その内容は長期的に継続して遂行しておかなければ提出できないものばかりだったので、私が何気なく目にして気にすることのなかったISO規格を掲げることの重みがなんとなく分かった気がしました。
オリエンタル鍍金ではISO管理室という部署も設置されており、システム文書の管理や規格の改訂に伴う社内システムの変更など、随時対応できるようになっています。総務部としても役割は小さくないので、これからも引き続き勉強していきたいと思います。